格付け利用の際の着目点


債券を購入しようとして証券会社のウェブを調べていると、複数の格付け情報が出ています。
一つでいいのにどうしてこんなにたくさんあるのだろうと不思議に思う人もいるでしょう。
しかし、複数の機関が審査することで信頼性が増すのです。

 

 

 

かなり前のことですが、このように債券の格付をしている会社の審査内容に問題があると言われたことがあります。
要は、手数料が欲しいばかりに甘めの審査をして投資家に対する情報開示が正確にできなかったというものです。
このようなことは今までの格付会社と投資家の間に築かれていた信頼関係をぶち壊しにしてしまうものです。

 

 

 

各格付会社はこの問題が生じて以降、格付の作業中に相手の会社の担当者と必要以上の接触をしないようになりました。
また、各社のマニュアルを整備し、その内容に沿った格付をするようになったのです。
また、債券を発行する企業も複数の格付機関に仕事を依頼して、信頼性をアピールしています。

テニス04

 

 

この格付内容は、当然作業する会社によって差があります。
しかし、債券の安全性は利払と元本償還の可能性の評価で表されるものですから、チェックポイントは将来の経営予測より現在の資産内容に偏ります。
そのため、格付内容があまり良くなくても、将来の経営予測が良ければ、必ずしも格付だけで投資可否を判断することが賢明とは言えないのです。

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